
コラム
【福岡県糸島市】大腸癌の症状を見逃さないために 早期発見と検査の重要性

大腸がんは初期段階での自覚症状が少なく、進行するまで気づかれにくい病気です。
早期発見には定期的な検診が欠かせませんが、血便や排便習慣の変化など、体からのサインを見逃さないことも重要です。
この記事では、大腸がんの症状や検査方法を詳しく解説し、早期発見のためにできることをご紹介します。
1.大腸がんとは
大腸がんは、大腸の粘膜にできる悪性腫瘍で、便が長時間留まりやすい部位(特にS状結腸や直腸)に多く発生します。
大腸は、体内の水分を吸収し便を作る重要な役割を担っていますが、この働きががんの発生に関与することもあります。
40歳代からリスクが増加し、高齢になるほど発症率が高まります。
早期に発見することで治療が可能な病気ですが、初期段階では自覚症状が乏しいため、定期的な検診が重要です。
2.大腸がんの主な症状

2.1.初期症状
大腸がんの初期段階ではほとんど自覚症状がありません。
そのため、早期発見のためには検診が不可欠です。
2.2.進行した場合の症状
がんが進行すると、次のような症状が現れることがあります。
2.2.1.血便や排便習慣の変化
血便や粘血便が見られるほか、便秘と下痢を繰り返すなど排便習慣が変化します。
2.2.2.便の狭小化や残便感
がんが大腸内の通り道を狭くすることで便が細くなる、または排便後もスッキリしない感覚が続きます。
2.2.3.腹痛や嘔吐
特に便が硬くなりやすいS状結腸や直腸にがんができた場合、便の通過が妨げられて腹痛や嘔吐が起こることがあります。
2.2.4.貧血やしこり
盲腸や上行結腸にがんが発生した場合、血便が目立たないため、貧血やお腹のしこりといった間接的なサインで気づくことがあります。
2.2.5.黒っぽい便
進行したがんでは、出血により便が黒っぽくなることがあります。
これらの症状に気づいた場合、早めに医療機関を受診することが大切です。
3.大腸がんの原因
大腸がんは、生活習慣や食事内容が大きく関与しているとされています。
以下は主なリスク要因です。
3.1.偏った食生活
肉や脂肪分の多い食事が中心で、野菜や果物が不足する食生活は、大腸がんのリスクを高めるとされています。
特に食物繊維が不足すると、便が腸内に留まる時間が長くなり、がん発生のリスクが増加します。
3.2.肥満や運動不足
肥満や身体活動が少ない生活は、大腸がんのリスクを高めます。
適度な運動は腸の動きを促進し、リスクを下げる効果があります。
3.3.飲酒・喫煙
アルコールやタバコは、大腸がんのリスクを高める要因の一つです。
特に大量飲酒は注意が必要です。
3.4.ストレスや過労
慢性的なストレスや過労も、大腸がんのリスクを高める可能性があります。
ストレスによって腸の働きが乱れ、腸内環境が悪化することがあります。
4.大腸がんの検査法
大腸がんの早期発見には、以下のような検査が有効です。
4.1.便潜血検査
便に混ざる目に見えない微量の血液を検出する検査です。
簡単に受けられる検査で、精密検査が必要な人を選別するために用いられます。
4.2.直腸指診
医師が指を使って直腸内を触診し、しこりや異常を確認する方法です。
肛門に近い直腸部分のがんを発見するのに有効です。
4.3.注腸造影検査
肛門からバリウムと空気を注入し、大腸の形状をX線で確認する検査です。
がんの位置や大きさを把握するために行われます。
4.4.大腸内視鏡検査
肛門から内視鏡を挿入して大腸全体を観察する検査です。
疑わしい部分が見つかった場合、その場で組織を採取し、良性か悪性かを診断します。
早期のがんであれば、この検査中に内視鏡治療を行うことも可能です。
4.5.腫瘍マーカー検査
血液中の腫瘍マーカー(CEAやCA19-9)を測定してがんの有無を調べます。
ただし、早期のがんでは異常値を示さない場合が多く、進行がんで測定されることが一般的です。
5.大腸がんの予防策
大腸がんを予防するためには、生活習慣の見直しが重要です。
以下のポイントを意識しましょう。
5.1.バランスの取れた食生活
・食物繊維を豊富に含む野菜や果物、全粒穀物を積極的に摂取する。
・赤身肉や加工肉、脂肪分の多い食品を控える。
・発酵食品(ヨーグルト、味噌など)を取り入れることで腸内環境を整える。
5.2.適度な運動
ウォーキングや軽い運動を日常的に取り入れ、腸の働きを活発に保ちましょう。
5.3.禁煙・節酒
喫煙や過度な飲酒は大腸がんのリスクを高めるため、控えることが推奨されます。
5.4.定期的な検診
40歳以上の方は、年1回の便潜血検査や内視鏡検査を受けることで、早期発見が可能になります。
6.早期発見の重要性
大腸がんは、早期発見できれば高い確率で治療が可能な病気です。
初期段階ではほとんど自覚症状がないため、定期的な検診が重要です。
便潜血検査や内視鏡検査は早期の大腸がんを見つけるために有効な手段であり、症状が現れる前に検査を受けることが予防につながります。
福岡県糸島市高田「進藤医院」
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