上部消化管内視鏡検査
(胃カメラ検査)

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)とは

胃内視鏡検査とは

上部消化管内視鏡検査は通称「胃カメラ」と言われていますが、喉から食道、胃、十二指腸など胃以外の臓器も観察します。
直接カメラを通して体の内部を確認しながら、疑わしい病変があった場合は組織を採取してより詳しい検査を行うこともできます。
食道がんや胃がんなど、自覚症状の出にくい病気をいち早く発見し、早期治療につなげていくために欠かせない検査と言えるでしょう。

上部消化管内視鏡検査でわかる疾患

胃内視鏡検査は、さまざまな疾患の早期発見、早期治療を行うために必要な検査です。
定期的な健診はもちろん、気になる不調があった場合にも検査を受けることをおすすめします。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃の中で消化途中の食べ物や胃液そのものが食道まで上がってきてしまう病気です。
食道の粘膜が胃の酸でダメージを受けるため、放置しておくと潰瘍ができてしまうなどのリスクがあります。
胸焼けや喉のつかえが感、慢性的な咳が気になる時は、一度検査を受けてみましょう。

食道がん

食道がんは、食道の粘膜にある細胞が、がん化することで発生する病気です。
初期段階での自覚症状はほとんどなく、飲み込んだ際の違和感で気づいた時にはかなり進行していた…というケースも少なくありません。

胃潰瘍

胃潰瘍は胃が炎症を起こし、粘膜が欠損している状態です。重症化すると出血性ショックに陥ることもあれば、穿孔し急性腹膜炎で緊急手術になることもあります。
胃潰瘍というとストレスや不摂生による病気と思われがちですが、実際は発症の7割がピロリ菌感染によるものです。
早めに検査を受け、必要に応じて除菌治療を行いましょう。

急性・慢性胃炎

胃炎には、食生活の乱れやストレスによって起こる急性胃炎とピロリ菌感染による慢性胃炎があります。
まずは胃炎の原因を明確にするために胃カメラ検査をして、必要に応じた治療を行っていきます。

胃癌

胃癌は胃粘膜の上皮細胞が何らかの原因で癌細胞となり増殖を繰り返すことで発症します。
かつては最も死亡率の高い癌でしたが、現在は内視鏡検査で早期発見・早期治療を行うことで再発がない状況での治療介入できる症例が増えています。
また、ピロリ除菌療法が広まり発生件数自体も減少傾向にあります。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍とは、十二指腸の粘膜が炎症によってただれ、一部が欠損してしまった状態です。
重症化すると潰瘍から出血したり、十二指腸に穴が開いてしまったりという状態になります。
また、十二指腸潰瘍は、ピロリ菌によって発症することもあります。

十二指腸がん

十二指腸癌は小腸の一部である十二指腸の粘膜上皮が癌化して生じる病気です。
胃癌よりも発生は少ないですが、同じように早期では無症状ですので早期発見には検査を受けていただくことが大切です。

検査のタイミング

胃カメラ検査をどのタイミングで受けるかは、患者さんの健康状態次第と言ってもいいでしょう。

体調に異変がある場合

胃が痛い、吐き気や嘔吐が続いている、食欲不振や著しい体重減少といった症状が現れている場合は年齢に関係なく早めに受診して、必要に応じて胃カメラ検査を受けることをおすすめします。

ピロリ菌を保有している(していた)・家族に感染者がいる場合

ピロリ菌とは幼少期(0~4歳)に胃の中に寄生する細菌です。
家族からの経口感染や井戸水・土壌などから感染するとされています。

放置すると十代の頃から胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を引き起こし慢性胃炎が持続することで胃癌の原因になります。

また鉄欠乏性貧血やMALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病など血液の病気の原因にもなります。
お薬で除菌することが出来、再感染は非常に少ないです。
胃癌のリスクは除菌前と比較して1/3程に減少しますが、除菌後胃癌の発症があり引き続き内視鏡検査による胃癌検診の継続は必要です。

健康状態に問題がなく、気になる症状もない場合

特に症状がない方は、30歳代以下での発症は稀なので40歳を過ぎたタイミングで内視鏡検査を検討いただくといいと思います。

しかし、家族にピロリ菌感染者がいる場合には20歳代など若いうちに受けておくことをお勧めします。
ピロリ菌は早期の除菌の方が胃癌発症リスクをより抑えることができます。

胃内視鏡検査の特徴

当院では消化器内視鏡専門医が検査を担当します。経鼻スコープは採用しておらず、拡大観察機能付きの経口スコープを採用しています。

麻酔下での検査が可能ですが、当日車の運転が必要な方は麻酔ができません。
嘔吐反射が強い方用に細径の経口スコープも用意しております。
麻酔を希望される方は送迎もありますのでお尋ねください。

検査の流れ

STEP01

検査前

前日は、早めにお食事を済ませていただくようにお願いします。
ゆっくりと体調を整え、検査に備えてください。

STEP02

検査当日

当日は9時までにご来院いただき事前の問診や準備を行い、検査に進みます。
なお、患者さんのご希望に応じて麻酔の投与を行います。

STEP03

胃カメラ検査

検査は6〜7分で完了します。

STEP04

検査後

麻酔を使用された場合は、効果が切れるまでは飲食は控えるようにしてください。
検査結果が出たら患者さんに分かりやすく説明を行いますので、気になることはお気軽にお尋ねください。

検査費用

3割負担の場合

初診料・再診料・採血など 2,000~3,500円程度
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査) 4,000円程度
病理検査(生検) 5,000円程度

※1割負担の方は上記金額の約3分の1
※検査内容により異なる場合があります

糸島市胃がん内視鏡検診

糸島市では、市内に住民登録のある50歳以上の偶数年齢の方を対象とした個別がん検診を行っております。
胃がん個別検診は3,000円で受けることができます。
糸島市健康づくり課(092-332-2069)へお電話いただくほか、電子申請での申し込みも可能です。

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