コラム

【福岡県糸島市】肝臓が悪いとどんな症状が出る?肝炎や肝硬変の原因と早期受診の重要性

肝臓が悪くなると、顔や体にどのような症状が現れるか気になる方も多いのではないでしょうか。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期段階では自覚症状がほとんどありません。

しかし、肝臓の機能が低下すると、黄疸やむくみ、倦怠感など、さまざまなサインが体に現れることがあります。

この記事では、肝臓が悪いときに見られる症状や主な原因、早期受診の重要性について詳しく解説します。

肝臓が悪いとどんな症状が現れる?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期段階では異常が分かりにくい特徴があります。

しかし、肝機能が低下すると、顔や体のさまざまな部分に症状が現れます。

これらのサインを見逃さず、早めに対処することが重要です。

顔や皮膚に現れる症状
黄疸

肝臓が正常にビリルビン(黄色い色素)を処理できなくなると、皮膚や白目が黄色くなることがあります。

目の白い部分が黄ばんで見える場合は、肝臓の不調を疑いましょう。

皮膚のかゆみ

肝臓の働きが弱まると、胆汁酸が体内にたまり、全身がかゆくなることがあります。

特に夜にかゆみがひどくなる場合は注意が必要です。

くすんだ顔色

血流が悪くなることで、顔色がくすんで見えることがあります。

「なんとなく顔色が暗い」と感じたら、肝臓の状態をチェックしてみましょう。

目に現れる症状
視力低下や目の疲れ

血液循環の悪化が原因で、目の疲れや視界のぼやけが出ることがあります。

ドライアイのような症状が続く場合も、肝臓の状態を見直すきっかけになります。

体に現れる症状
むくみ

肝機能が低下すると、体内の水分バランスが崩れ、特に足や顔にむくみが現れやすくなります。

重症化すると、腹腔内に水が溜まる腹水が見られることもあります。

倦怠感や疲労感

肝臓がうまく働かなくなると、疲労物質が体にたまり、何をしていなくても強い倦怠感を感じることがあります。

慢性的な疲労は放置せず、早めに医師に相談することをおすすめします。

吐血

肝疾患が進行すると、消化管の血管が破れやすくなり、吐血を引き起こすことがあります。これは命に関わる危険な状態なので、すぐに医療機関で治療を受けましょう。

食欲低下や消化不良

胆汁が不足することで脂肪の消化がスムーズにいかなくなり、食欲が落ちたり胃の不快感を覚えることがあります。

嘔吐や消化不良も肝臓の不調を示すサインかもしれません。

肝臓の主な疾患と特徴

急性肝炎

急性肝炎は、短期間で発症する肝臓の炎症です。

初期症状は倦怠感や食欲不振、発熱など風邪のような症状から始まり、次第に黄疸や腹痛が現れることがあります。

多くの場合は自然に治ることもありますが、1~2%のケースでは急性肝不全に進行することがあるため、早めの受診が大切です。

慢性肝疾患

慢性肝疾患とは、6か月以上続く肝臓の炎症を指します。

主な原因はB型肝炎やC型肝炎で、治療を受けずに放置すると肝硬変や肝がんに進行する恐れがあります。

症状がなくても、定期的に検査を受けて早期発見を心がけることが重要です。

脂肪肝

脂肪肝は、肝臓に脂肪が蓄積している状態です。

肥満や暴飲暴食が主な原因で、初期段階では症状がほとんどありません。ですが、進行すると肝炎や肝硬変へと発展するリスクがあります。

生活習慣を見直し、適切なケアを行うことが回復への近道です。

アルコール性肝障害

長期間にわたる飲酒は、肝臓に大きな負担をかけ、ダメージを与えます。

最初は脂肪肝として始まり、やがて肝硬変や肝がんに進行することがあります。

早い段階で節酒や禁酒を始めることで、症状の悪化を防ぐことが可能です。

肝硬変

肝硬変は、肝臓が硬くなり、正常な働きができなくなる状態です。

進行すると黄疸やむくみ、腹水などが見られるようになり、肝がんのリスクも高まります。

肝硬変に至る前に、原因となる疾患をしっかり治療することが肝要です。

肝臓の健康を守るために

定期的な検査を受ける

肝臓の異常は、血液検査や腹部超音波検査で早期に発見できます。

特に、肝機能数値(AST、ALT、γ-GTPなど)を定期的に確認することで、肝臓の健康状態を把握することが大切です。

生活習慣を見直す

適度な運動、バランスの良い食事、そして節酒や禁酒を心がけましょう。

脂肪肝やアルコール性肝障害が疑われる場合は、生活習慣の改善が特に重要です。

症状が現れたら早めに受診する

黄疸やむくみ、倦怠感といった症状が出たら、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

早期の対応が、肝臓の健康を守るための鍵となります。

体のサインを見逃さないために

肝臓の不調は、体にさまざまなサインとして表れます。黄疸、倦怠感、むくみ、食欲不振などの症状が続く場合は注意が必要です。

肝臓の病気は進行がゆっくりな分、気づきにくいものです。

だからこそ、定期的な健康診断や血液検査を受け、早めに異常を発見することが重要です。

肝臓の健康を守るためには、生活習慣の改善と適切な治療が欠かせません。

症状に気づいた際は、迷わず医師に相談し、早めの診断と治療を受けるようにしましょう。

福岡県糸島市高田「進藤医院」

当院は、昭和24年の開院以来、糸島市で地域の皆様に寄り添いながら診療を行ってきました。

「かかりつけ医」として、健康診断やワクチン接種、風邪などの一時的な体調不良まで、幅広くご相談いただけます。

また、予防医療や病気に対する正確な診断・治療を心掛け、分かりやすい説明を大切にしています。

このたび、外科や小児科に加え、新たに消化器内科を加えて診療体制を整えました。

今後も、患者様一人ひとりが気軽に相談できる医院として、スタッフ一同努めてまいります。

どんなことでもお気軽にご相談ください。

 

医療法人 進藤医院

TEL:092-323-5656

住所:〒819-1102 福岡県糸島市高田1-4-21

 

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